宮川病院看護部では様々な分野の認定看護師が勤務しています。
多職種協働の専門チーム(感染対策・医療安全・栄養サポート・褥瘡対策・緩和ケア)の一員として、患者さんに質の高い医療・ケアを提供するため「実践・指導・相談」役割を担い、日々活躍しています。

感染管理認定看護師

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A.T(師長)

感染管理の専従者として勤務しています。感染管理者の役割は、患者さん、利用者、来訪者、医療従事者、そして施設の構造・環境等も併せた組織全体を対象に、正しい感染対策が実践できるよう常に課題を抽出し、計画、実践、評価を行うことです。法人全体を管轄し、院内各部署及び託児所、療養通所介護施設を定期的にラウンドし、現場に潜む課題が改善できるよう職員と協働し取り組んでいます。
感染という視点からサービスの質向上を図り、「宮川病院を選んで良かった」と思っていただけるような組織づくりを目指しています。

緩和ケア認定看護師

specialist_02K.M(師長)

がんと診断されたときから全ての病期において、抱える様々な問題や困りごとひとつひとつを患者さんやご家族と一緒に考え、その人らしく過ごすことができるよう支援しています。
外来通院時から患者さん・ご家族への介入をし、仕事や生活を維持しながら治療を受けることができるようサポートしています。また、在宅においても緩和ケアが受けられるよう地域との連携を図り、訪問診療医師や訪問看護師と協働しています。状態変化時には安心して緩和ケア病棟に入院できるよう援助しています。
いつでも、どこでも緩和ケアが受けられるよう看護職員を育成し、個々の看護スキルの向上を支援し、患者さんへのケアにつなげています。

緩和ケア認定看護師

specialist_03K.Y(師長)

緩和ケアとは、がんと診断された早期から患者さんの心身に対する問題や、患者さんを支えるご家族が抱える苦悩に対して、生活を維持できるように支援するケアを意味します。その中でも私達は、患者さん・ご家族が今まで歩んできた人生や闘病生活の背景を十分に捉えながら、「その人らしさ」を保てるようにケアをしていく事を大切に考えています。緩和ケア認定看護師は、患者さん・ご家族の願いや思いを汲み取り、あたたかみのあるケアがチームで提供できるように看護実践・スタッフ支援を行っています。そして、病棟スタッフと共に患者さん・ご家族の思いを支えるには、自分たちはどのようなケアを提供していく事が必要なのかを常に考え、その人らしさを大切にした看護の提供を目指しています。そして、患者さん・ご家族を支えるためのアプローチとして他職種と協働しチーム医療が提供できるように活動しています。
また、緩和ケア病棟だけでなく、外来や院内に入院しているがん患者さんにも対応できるように院内ラウンドを行い、がん患者さんと携わるスタッフへの支援も行っています。また、緩和ケア病棟への入院相談を受け、入院前に行う緩和ケア初診外来に医師と同席し来院される患者さん・ご家族の抱える問題に取り組めるようにしています。さらに、地域との連携を図るために、訪問診療・看護へ同行し在宅からの緩和ケアを提供できるように関わっています。