宮川病院看護部では様々な分野の認定看護師が働いています。
患者さんに安心していただける安全な医療を提供するため、感染対策(ICT)、栄養サポート(NST)、、褥瘡)対策、緩和ケアの専門チームの一員としてスペシャリストの看護師が日々活躍をしています。

感染管理認定看護師 医療安全管理室 足立 輝代

as感染管理認定看護師
医療安全管理室
足立 輝代

感染管理認定看護師の資格を取得し2012年に発足した感染制御チーム(Infection control team : ICT)に所属しながら、感染管理の専従者として勤務しています。院内で確認された感染症の動向を調査し、医療行為によって発生してしまう感染症を監視し、病院に出入りする全ての人を感染から守るための組織づくりや職員教育が主な業務です。年間を通じて、看護部のみならず、全職員または部門対象の感染予防研修を企画し、求められる基本的な感染防止技術が習得できるように指導しています。さらに院内をラウンドし、感染予防について問題が潜んでいないか確認しながら改善へ向けて現場が動けるように働きかけています。また、院外における教育講演を依頼される事もあり、地域の関心の高さに合わせて活動の場が広がってきています。委託業者も含めて全部署に組織横断的に関わる仕事であり、コミュニケーション能力を駆使して良好な関係を築かなければ役割を果たすことは難しく、苦慮する場面もあります。しかし、与えられた職務を通じて自己成長できる事は大きな喜びであり、今日よりも明日の自分が“安全な医療の提供”へ貢献するという意欲をもって日々邁進していきたいと思っています。

緩和ケア認定看護師 緩和ケア病棟 師長 片山 桃子

%e7%b7%a9%e5%92%8c%e8%aa%8d%e5%ae%9a%e7%89%87%e5%b1%b1%e5%b8%ab%e9%95%b7_01緩和ケア病棟師長
緩和ケア認定看護師
片山 桃子

当緩和ケア病棟では、患者さんがご自分らしく、ご家族と大切な時間を心穏やかに過ごすことができるようサポートしています。患者さんとご家族が大切に思うことを私たちチームスタッフも大切に考えています。そのために、「対話」する時間をじっくり持ち、心や思いに寄り添うことが大切なケアと考えています。
患者さんの身体的・精神的な「つらさ」に様々な専門的医療スタッフが共有して、チームで患者さんやご家族の支援に取り組んでいます。
地域との密接な連携とともに、入院前から緩和ケア認定看護師が訪問診療主治医や訪問看護師と恊働して在宅での緩和ケアの相談をさせて頂くとともに、安心して緩和ケア病棟への入院ができるように援助しています。また、状況に応じて患者さんが希望された場合は、緩和ケア病棟から不安なく在宅での療養生活ができる支援を地域の医療機関スタッフとともに行っています。

当緩和ケア病棟では、ウッドデッキで患者さんと一緒に季節の花や野菜を育て、春夏秋冬の移りゆく季節を感じていただく病棟の飾り付けやクリスマスなど季節のイベントを開催し、患者さんとご家族の思い出つくりなど、ゆっくりと感じて過ごして頂けるようこころがけています。またアロマテラピーやアロママッサージを取り入れたリラクゼーションも行っています。
入院生活でご家族やペットなども含め、毎日の生活を気持ちよく過ごしていただけるような関わりをしています。
大切な方を亡くされたご家族への心のケアもその後の継続看護と考え、ご家族のお気持ちを尊重しつつ、ともに歩むことを大切にしています。

緩和ケア認定看護師 緩和ケア病棟 主任 菅野 裕子

%e7%b7%a9%e5%92%8c%e8%aa%8d%e5%ae%9a%e8%8f%85%e9%87%8e%e4%b8%bb%e4%bb%bb_01緩和ケア認定看護師
緩和ケア病棟 主任
菅野 裕子

緩和ケアとは、がんと診断された早期から患者さんの心身に対する問題や、患者さんを支えるご家族が抱える苦悩に対して、生活を維持できるように支援するケアを意味します。その中でも私達は、患者さん・ご家族が今まで歩んできた人生や闘病生活の背景を十分に捉えながら、「その人らしさ」を保てるようにケアをしていく事を大切に考えています。緩和ケア認定看護師は、患者さん・ご家族の願いや思いに寄り添いながら、あたたかみのあるケアがチームで提供できるように看護実践・スタッフ支援を行っています。そして、病棟スタッフと共に患者さん・ご家族の思いを汲み取り支えるには、自分たちはどのようなケアを提供していく事が必要なのかを常に考え、その人らしさを大切にした看護の提供を目指しています。そして、患者さん・ご家族を支えるためのアプローチとして他職種と協働しチーム医療が提供できるように活動しています。
また、緩和ケア病棟だけでなく、外来や院内に入院しているがん患者さんにも対応できるように院内ラウンドを行い、がん患者さんと携わるスタッフへの支援も行っています。また、緩和ケア病棟への入院相談を受け、入院前に行う緩和ケア初診外来に医師と同席し来院される患者さん・ご家族の抱える問題に取り組めるようにしています。さらに、地域との連携を図るために、訪問診療・看護へ同行し在宅からの緩和ケアを提供できるように関わっています。

看護部安全管理委員会 医療安全管理者
師長 中塚 有子

%e4%b8%ad%e5%a1%9a%e6%9c%89%e5%ad%90_01看護部安全管理委員会
医療安全管理者 師長
中塚 有子

医療安全管理室は、当院をご利用される患者さんの安全性を確保し、よりよい医療サービスを提供するとともに、職員一人一人が安心して安全に働ける職場環境を作り上げることを目的に平成22年に開設されました。
医療安全管理室の具体的な活動として、患者さんに安全な医療を提供する為に、院内で挙げられたインシデント(重大な災害や事故には至らないものの、直結してもおかしくない一歩手前の事例)・アクシデントレポートを基に事例検討を行っています。事例検討では、事象の背後に潜むシステム上の問題や人的要因に絡む問題などを分析し、原因追究、改善策の検討と実施にむけての具体的活動などを各部署のセーフティーマネージャーと協同し再発させないための見直しや整備を行っています。また、緊急時の現場におけるスタッフの指導や所属長を含め直接面談をしています。
医療安全に関わる、患者さんのご相談や不安を受け、安心して入院を継続していただけるように面談を通して患者さんとご家族に真摯に関わっています。
また、定期的な院内巡視を行い、患者さんに安全な療養環境が提供されているか、取り決めた安全対策が実施されているかなど、職員全員が医療安全推進のために積極的に取り組んでいるか等の評価を行っています。

その他の活動内容

  • ・医療安全に関する現場の情報収集、実態調査
  • ・医療安全マニュアルの作成、点検及び見直しの提言
  • ・医療安全に関する最新情報の把握と職員への周知
  • ・医療安全に関する職員への啓発、教育活動の企画、運営、医療安全ニュースの発行
  • ・医療安全管理に関する連絡・調整
  • ・患者さんの医療安全に関する相談対応

今年の10月から医療法改正により制度化された「医療事故調査制度」が開始されました。
医療時事故調査制度の目的は、医療事故の原因究明に基づいて再発防止とより安全な医療の確保としています。当院もこの制度に適切に対応する為のシステムの見直しと、全職員がより安全な医療を意識して提供できるよう取り組んでいきます。

地域包括ケア病棟 病棟師長 山口 伊鈴

yama包括ケア病棟
病棟師長
山口 伊鈴

平成27年3月1日より、当院5階病棟は『地域包括ケア病棟』として24床を開設しました。
地域包括ケア病棟とは急性期治療が終了し、すぐに在宅や施設に移行するには不安がある患者さんを対象に、在宅復帰に向けた療養生活の継続とともに、十分なリハビリを行い、安心して在宅に帰るための準備を行う病棟です。
高齢者の増加、価値観の多様化に伴い、病気があっても可能な限り住み慣れた場所で自分らしく過ごす、「生活の質=QOL」を重視する医療が求められています。当病棟では、個々の患者さんに応じた在宅生活を想定し、専従のリハビリテーションスタッフと協働しながら、ほぼ全員に毎日リハビリを行っています。各科のカンファレンス、退院前多職種ケアカンファレンスの開催など、様々な職種としてケアマネジャーや地域包括支援センター、福祉用具の業者などと密に連携を図り、在宅復帰に向けた退院支援・調整を行っています。

入院期間は患者さんの状態により変動しますが、平均在院日数は40日程度、入院期間は最大60日を限度としております。しっかりした治療やリハビリテーションを行い、円滑に在宅復帰していただけること前提にスタッフ一同が患者さんを支援しています。また、患者さんやご家族一人一人の思いを大切に、不安なく住み慣れた地域に戻れるよう環境を整え、元気に退院される姿に感動し、笑顔を絶やさず、心に寄り添った看護を目指しています。